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私は、できることなら少しでも若いうちから悠々自適な生活がしたいです。バリバリ仕事をして出世してもっと大きなやりがいのある仕事ができるようになりたいという気持ちもないわけではないんですが、仕事をしているとどうしてもストレスがありますから、少しでも早く働かなくてもいいくらいの貯金をして、お金を目的としない生きがいを見つけて、好きなときに好きなことができる生活をしたい気持ちが強いのが本音です(^^;)

まあ仕事をやめたらヒマを持て余すかもしれないし、仕事をしていればそれだけで人脈や知識や経験が得られるので、全く働かないということはしないと思いますが、毎日残業して、土日も出勤みたいな仕事漬けの生活はあんまりしたくないです(--;)

実際、別に贅沢できなくてもいいから、働かなくてもそれなりの暮らしができるだけの貯金をして、少しでも早く仕事のストレスから開放されたいと思っている人はけっこういるんじゃないでしょうか?いちサラリーマンでは定年まで働かないとそんな生活は手に入らないかもしれませんが、諦めたらそこで終わりですから、今のうちから貯金したり、資産運用の勉強をしたり、宝くじを買ったり(笑)して、少しでもそうなれる可能性を高めていきたいと思っています。

では、いったいどのくらい貯金があれば悠々自適な生活ができるのでしょうか?今25歳の人の場合を例にとって、今後生きていくためにいくら必要かを計算してみましょう。

私がインターネットで調べたところによると(2005年現在のデータです)、独身(若者)で一人暮らしの場合の月の生活費は12〜13万円くらいだそうです。夫婦と子供の勤労世帯の場合、世帯人数は平均約3.5人で、生活費は30〜35万円くらい(教育費、住宅等のローン、保険を含む)です子供の教育費は、小学校から4年制大学までで平均600〜800万(私立か公立かなどでかなり変わります。仕送りは含んでいません)だそうなので、子供の人数が多い場合はその分を考慮する必要があります。

また、ゆとりのある老後生活を送るために必要なお金は、夫婦で月に37〜38万円と言われています(1人だとその70%)。60歳から夫婦ともに平均寿命(男性78歳、女性86歳)まで生きるとすると、約1億1千万円必要です。ゆとりがなくてよいなら、最低生活費は24〜25万円ですが、それでも夫婦とも平均寿命まで生きるとすると約7000万円必要です。ちゃんと働いて年金を納めていれば、65歳から年金がもらえるので退職までに2000〜3000万円貯めていれば大丈夫と言われていますが、今すぐ仕事をやめるという仮定なので年金ももらえないものとして計算してみます。

【※今後の計算の仮定 】
計算を簡単にするため、次のように仮定します。かなり割り切った計算になりますが、全て統計で調べた平均値を使っているので、ある程度の誤差は相殺されると思います。

・仮定1、一人暮らしをする場合、60歳までの1ヶ月の生活費は13万円
・仮定2、結婚した場合(子供は1〜2人)は、60歳までの1ヶ月の生活費は35万円
・仮定3、仮定の2番について、含まれている子供の教育費は1.5人分の(1200万円)
・仮定4、老後(60歳以降)に夫婦で暮らす場合の、ゆとりのある1ヶ月の生活費は38万円
・仮定5、老後に夫婦で暮らす場合の、1ヶ月で最低必要な生活費は24万円
・仮定6、老後に1人で暮らす場合の生活費は、夫婦で暮らす場合の7割
・仮定7、平均寿命は、男性78歳、女性86歳とし、夫婦が同い年として計算する

現在25歳で、30歳で結婚して2人の子供ができ、夫婦とも平均寿命まで生きたとすると、私が今すぐ仕事をやめて今後一切収入がなくても生きていけるために必要なお金は以下のとおりです。

30歳まで5年間一人暮らし 13万×12ヶ月×5年 = 780万円
30〜60歳まで家族で生活 35万×12ヶ月×30年 = 1億2600万円
老後ゆとりのある生活(18年間は夫婦2人、その後8年間は奥さん1人) 38万×12ヶ月×18年+27万(38万円の7割)×12ヶ月×8年  = 1億800万円
教育費の不足分 400万円

全部足すと、2億4580万円!つまり、現在20代半ばで、将来結婚して子供も作るつもりの人が、今すぐ仕事をやめても普通に暮らしていくためには、現時点で約2億5千万円の貯金があればよいということです。残念ながら、普通に結婚して家庭を持つつもりなら、やはり20代で悠々自適の生活は宝くじでも当たらない限り無理っぽいです。上の例は平均的な生活費で計算してますが、生活を多少切り詰めたり、老後ゆとりがなくてもいいと思っても、やっぱり2億円前後は必要です。

では生涯独身で子供もなく、老後もゆとりがなくていいとしたらどうでしょう?

60歳まで35年間一人暮ら 13万×12ヶ月×34年 = 5460万円
老後78歳まで、ゆとりのない1人暮らし 17万(24万円の7割)×12ヶ月×18年 = 3672万円

実際、60歳まで独身で、毎月13万円で暮らすというのはギリギリの生活のような気がしますが、それでも合計で9132万円必要です(女性は平均寿命が長いのでもっとかかります)。しかも、それなりに健康で大きな病気や怪我がまったくないという条件付きです。まだまだ無理な金額です。

では、60歳までは軽くアルバイトをして月に5万円くらい稼ぎ、バイト代で国民年金も納めるとどうでしょう?この場合フリーター扱いですから、国民年金保険料は毎月13580円です(フリーターなら免除も可能ですが、後から期限内に追納しなければ老後にもらえる金額が少なくなって損なので、ちゃんと納めることにします)。国民年金をきちんと納めていると、65歳から老齢基礎年金というのがもらえます。今から60歳まで納めると、私の場合は34年間納めることになります。すると、65歳から平均寿命の78歳までにその老齢基礎年金が合計約900万円(月に約5万5千円)がもらえるそうです(2005年10月現在の制度)。ちなみにこの金額は(このページの年金の計算は全て)ここで計算しています→自分で出来る年金額簡易試算(あくまで簡易的な試算ですので、実際と異なる場合があります)

このことを考慮して、現時点でいくら貯金があればよいのか計算してみましょう。

30歳まで5年間一人暮らし(アルバイト月収5万円、国民年金保険料13580円)
(13万+13580円 - 5万)×12ヶ月×35年 = 3930万3600円
老後78歳まで、ゆとりのない1人暮らし(65歳から年金で合計900万円もらえる) 17万×12ヶ月×18年 - 900万 = 2772万円

合計で6702万3600円です(女性は平均寿命が長いのでもっとかかります)。結婚もゆとりある老後も犠牲にして、さらにバイトして国民年金を納めてもまだこんなに貯金が必要なんです(><)ではバイトで月に10万稼いだらどうでしょう?・・・ってもうすでに悠々自適な生活とはとても言えなくなっています。20代で悠々自適な生活を目指すのはちょっと難しいようです。

では現実的なところで、50歳で引退して悠々自適な生活を目指すというのはどうでしょう?子供の教育費には目処が立っているとします。すると、残りの人生で必要なお金は以下のとおりです。

50歳〜60歳まで夫婦で生活 35万×12ヶ月×10年 = 4200万円
老後ゆとりのある生活(18年間は夫婦2人、その後8年間は奥さん1人) 38万×12ヶ月×18年+27万(38万円の7割)×12ヶ月×8年  = 1億800万円

合計すると、50歳の時点で1億5千万円持っていればよいということになります。そんなの普通は無理ですよね!でもちょっと待ってください。 サラリーマンはほぼ確実に厚生年金保険料を毎月納めています。旦那さんが22歳で就職して50歳までずっと厚生年金保険料を払っていると、28年間の平均月給が30万円であれば、65歳からは年間約127万円の老齢厚生年金が受け取れるそうです。78歳までの14年間では、約1778万円です。

また、サラリーマンは厚生年金と同時に国民年金にも加入していますから、もちろん老齢基礎年金ももらえます。22歳から国民年金に加入したとして、引退したあとも60歳まで毎月13580円の保険料を払えば、60歳までに38年間加入したことになります。すると、65歳から78歳までの14年間で約1050万円の老齢基礎年金が支給されるそうです。

奥さんもずっと働いていれば、旦那さんと同じように老齢厚生年金と老齢基礎年金がもらえますし、もし専業主婦であれば老齢基礎年金と、旦那さんがなくなったあとは遺族厚生年金というのがもらえます。

仮に奥さんが専業主婦で、22歳から60歳まで国民年金に加入していたとすると、65歳から86歳までの22年間で約1232万円の老齢基礎年金が支給されます。また、旦那さんと奥さんが同い年で、二人とも平均寿命まで生きるとしたら、旦那さんが亡くなって奥さんが1人で生活する8年間は、旦那さんの老齢厚生年金の4分の3が遺族厚生年金としてもらえます。この例では、旦那さんの老齢厚生年金は年に約127万円ですから、その4分の3の約95万円が1年に支給されます。8年間だと、約762万円です。

また、会社によっては退職金がもらえる場合も多いと思います。仮に50歳で退職したときの退職金が1000万円として、退職後の収入を計算してみましょう。

 旦那さんの老齢厚生年金 : 1778万円
 旦那さんの老齢基礎年金 : 1050万円
 奥さんの老齢基礎年金   : 1232万円
 奥さんの遺族厚生年金   :  762万円
 退職金             : 1000万円

合計すると、5820万円です。これを1億5千万円から引くと、必要なお金は9180万円となります。20歳代前半からきちんと国民年金、厚生年金に加入していれば、50歳の時点で約9000万円の貯蓄があれば仕事をやめても暮らしていけるということです。
また、これは老後にゆとりがある暮らしがしたいということを前提として計算しているので、そこを調整すればもっと少ない貯金で済みます。例えば、老後の生活費はゆとりある生活費と最低日常生活費の間を取って月に30万円でいいと思えば(ゆとりある生活費は約38万円、最低日常生活費は約24万円)、必要な貯金はさらに約2000万円少なくて済みます。つまり、約7000万円でOKです。

もちろんこれでも一般のサラリーマンにとっては相当大変な金額です。普通に生活していたのでは、こんな貯金をするのはまず無理でしょう。しかし、早いうちからこの金額を意識して副業したり資産運用したりしていけば、絶対に不可能だということはないと思います。

ただし、これはあくまで一例であって、もらえる老齢厚生年金や老齢基礎年金の金額は、加入した期間やその間の平均月収、共働きか片方だけが働いているかなどによって大きく変わってきますし、月々の生活費も人によって様々なので、自分の場合はいくら必要なのか計算してみてください。

この先物価が大きく変わるかもしれませんし、人生何が起こるか分かりませんから、50歳で9000万円あれば仕事をやめても絶対に大丈夫だという保障はありませんが、悠々自適な生活を目指すための1つの目安として参考にしていただければ幸いです。また、これを読んで50歳での引退がちょっと無理だと思えば、同じように考えて55歳での引退を目指すのも良いと思います。私も、少しでも早く悠々自適な生活ができるように頑張ります!